体がだるい3つの原因とは?~ストレス・自律神経・酵素との関係
体がだるい、重たい、と感じる人が多くなっています。ストレスの多い生活も体がだるい主な原因のひとつでしょう。
そこで、いくつかの側面から体がだるい原因と解消法を紹介します。
※参考サイト:厚生労働省「生理:体温の維持」、e-ヘルスネット「自律神経失調症」、「ストレス」、「ストレッチングの効果」、NHK健康チャンネル「ストレスが影響する体と心の病気」
スポンサーリンク
【目次】
体がだるい原因(1)体の中の酵素が足りない
酵素は私たちのすべての生命活動に関わっています。酵素がなければ、体がだるいどころではなく何ひとつできません。
手を動かすこと、歩くこと、考えること、胃腸を動かして食べ物を消化すること、老廃物を排出すること、心臓を動かすこと……。
3000種類とも4000種類とも言われる酵素。ひとつひとつの酵素がそれぞれのはたらきで私たちの生命活動を支えています。
そして私たち人間にかぎらず、あらゆる動物にとって 「体の中の酵素がなくなるということ=生命のおわり」を意味します。
生のもの、発酵食品、食べてますか?
酵素は体の中でも作られますがその量には限度があります。そこで大切なのは食べ物から酵素を補給すること。
食べ物に含まれている酵素は、加熱するとそのはたらきがなくなります。焼く、煮り、揚げる、炊く、といった料理では酵素を補給することができません。
酵素が含まれている食べ物は「生のもの」と「発酵食品」のみ。たとえば……
毎日の食生活のなかで生野菜のサラダ、くだもの、お漬物、キムチなどを食べていない人は、体のなかで作られた限りある酵素だけをどんどん消費していることになるのです。
酵素不足での体のだるさの解消法
酵素不足が原因で体がだるい場合は、食べ物から酵素を摂り入れることがなにより必要。生のものと発酵食品を毎日の食事にプラスしてください。
- 生野菜
- くだもの
- お刺身
- 味噌
- しょうゆ
- お漬物
- キムチ
- 納豆
くだものは酵素の宝庫ですし手軽に食べられますね。酵素の多いキウイ、イチゴ、パイナップル、バナナ、リンゴなどおすすめです。
またお味噌やお漬物やキムチといった発酵食品は保存もきくので常備しやすい食べ物。毎日の食事に加えればこまめに酵素を補給できるのではないでしょうか。
★あわせて読みたい↓
果物を食べる時間はいつが効果的?~酵素をムダにしない食べ方~
スポンサーリンク
体がだるい原因(2)体の中の酵素が活発でない
体がだるい原因として、体の中に酵素は十分あるのに活発にはたらいていないということも考えられます。
その原因は「低い体温」。
体内で酵素がもっとも活発にはたらくのは体温が37度の時。逆に体温が36.2度になると酵素のはたらきは50%に低下します。
体温が高ければ高いほど酵素のはたらきは活性化します。風邪で熱が出るのも、酵素のはたらきを活性化させて体を早く回復させているのですね。
- 車を使うことが多くてあまり歩いていない
- 運動していない
- エスカレーターを選んでしまう
- 湯船につからずシャワーで済ます
- デスクワーク中心で仕事中もあまり動かない
そんなあなたは体が温まらない生活で体温が低くなりがち。体のなかに酵素があってもはたらきが弱いのではないでしょうか。
酵素の弱さからくる「体がだるい状態」の解消法
体の中の酵素のはたらきが活発でない場合、その解消法は体を温めること。体温が低いことが体がだるい状態の原因なので、普段から体を温める生活を心がけることが必要です。
- ふだんから歩くようにする
- 運動する
- 湯船にしっかりとつかる
- 体を温める食べ物や飲み物をとる
- 体を冷やさない暖房のしかたに気をつける
- 暑い夏もなるべくクーラーに頼らずに汗をかく
といったことを心がけて体を温めて、酵素のはたらきを活発にしてだるい体を解消しましょう。
スポンサーリンク
体がだるい原因(3)自律神経の乱れ
また、ストレスによる自律神経の乱れも体がだるい大きな原因。
自律神経は、活動モードの交感神経と回復モードの副交感神経の相反する2つの神経から成り立っていて、バランスよく交互にはたらきながら私たちの健康状態を維持しています。
しかし ストレスが多いと交感神経ばかりがはたらいてしまい、体を休息・回復する副交感神経が十分にはたらけなくなります。
★くわしくは↓
自律神経が乱れる原因と自律神経を整える方法とは?
体の回復が追いつかず、疲れが残ったまま朝をむかえてしまう。その疲れ自体がまたストレスとなって体への負担が増えていく。
この悪循環が体がだるいと感じる大きな原因となっています。
自律神経からくる体がだるい状態の解消法
副交感神経(休息・修復モード)が働かないことが体がだるい原因なので、副交感神経をはたらかせることがポイントです。
- シャワーではなく湯船につかる
- 寝る前に、パソコン、テレビ、ゲームをしない
- 深呼吸する(特に息を吐く時は細く長く)
- 適度に運動する
- 食物繊維、酢のもの、辛いものを食べるようにする
- 寝る前は蛍光灯をやめて電球にする
- なるべく全身の筋肉をほぐす(マッサージをしてもらう)
ストレッチもとても効果的。お風呂あがりや夜寝る前に「気持ちいい」と感じる程度のストレッチがおすすめ。
昼間のストレスで緊張した体をほぐしてあげてくださいね。
以上、体がだるい3つの原因と解消法をお伝えしました。
さて、疲れがとれない、体が重たい、体調がいまひとつ……というあなた、肩こり、背中がカチカチ、体が固くなっていませんか?
マッサージされると体が軽くなるように、体をほぐせばぐんぐん元気に楽になります。
そこで自分で深く体をほぐす方法をご紹介。自宅で簡単、誰でもすぐできる方法ですので、ぜひ試してみてください。
ゆるめて軽い体になる方法とは? >>
*-*-*-*-*
この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来成分100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
*-*-*-*-*
スポンサーリンク