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春バテの3つの原因とスグできる4つの解消法とは?

『春バテ』という言葉を聞くことが増えました。夏バテならぬ春バテです。

冬から春にかけての季節の変わり目、体の不調を感じる人が増えています。

そこで、春バテの3つの原因と4つの解消法をお伝えします。

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【目次】

春バテの原因(1)気温差

春バテの一番の原因は『気温差』。

昨日の最高気温は25度だったのに今日の最高気温は15度、なんていうこともあるのがこの季節。

気温差が10度、15度と、冬から春にかけてのこの時期が一年のなかで一番気温差の大きい時期なんです。

春バテの原因「気温差」

昨日と今日の温度差もはげしいですが、朝晩と昼間の温度差も大きいのがこの時期。ダブルの気温差が体への大きな負担となっているのです。

自律神経の役割のひとつが体温調節機能。

寒くなれば熱を作り、暑くなれば熱を発散させる。気温差が大きいと体温調節機能も忙しくなります。ここで問題になってくるのが体温調節機能がおとろえている人。

どうしてもエアコン中心の生活になり、夏も冬も快適な温度の中で過ごすことができる現代。はたらく必要が少なくなった体温調節機能はどんどんと衰えていきます。

運動しなければ筋肉が衰えるように、使わなければ体温調節機能も衰える。そんなところに寒暖差のはげしい毎日がやってくる。

運動不足の人が急に運動したらすぐに疲れますし、かんたんに筋肉痛になるように、体温調節機能をあまり使っていない人が急に体温調節機能をはたらかせたら、すぐに疲弊してしまいます。

こうして『春バテ』のだるい体となってしまうのですね。

春バテの原因(2)気圧の変化

気温と同様に「気圧の変化」も大きいのが、冬から春にかけての季節の変わり目。

高気圧がやってきたり低気圧にもどったり。この気圧の変化も自律神経に負担をあたえています。

  • 高気圧になると、交感神経(ストレス・緊張・活動モード)に。
  • 低気圧になると、副交感神経(リラックス・休息・回復モード)に。

気圧の変化に対応して自律神経も切りかわっていますが、あまり変化が大きいと自律神経も疲れ切ってしまいますね。

低気圧の日には副交感神経が優位になるので、だるい、日中でもボーッとしたり眠たくなる、やる気がなくなる、といった状態になりやすいのです。

春バテの原因(3)生活環境の変化

入学、進級、入社、異動、転勤、引っ越しなど、春は生活環境の変化の大きい季節。この生活環境の変化も春バテのおもな原因です。

4月になって、クラスが変わる、進学する、入社する、新入社員が入ってくる、異動で部署のメンバーが変わる、ママ友のメンバーが変わる。生活環境も大きく変化してきます。

自分自身に大きな変化がなくても、まわりが変わることで思ったよりも影響を受けているものです。

知らず知らずにストレスが抱えてしまって自律神経が乱れて、体や心の不調につながる。こうして『春バテ』の状態になるのです。

★くわしくは↓
自律神経が乱れる原因と自律神経を整える方法とは?

春バテの3つの原因をお伝えしました。

次にスグできる春バテの4つの解消法をお伝えします。

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春バテの解消法(1)お風呂でリラックス

春バテの解消のポイントは『自律神経』。

気温差、気圧差、環境の変化によるストレスなどすべて結局は『自律神経の乱れ』が原因。春バテを解消するためには「自律神経を整える生活」をすることが大切となってきます。

そこでまずはお風呂でリラックスすること。

春バテ解消にお風呂

すこしぬるいかなと感じる程度の湯船にゆったりとつかりましょう。湯温の目安は体温プラス4度。40度から41度くらいですね。

湯船に10分間つかっていても気分よくのんびりと入っていられる湯温がおすすめです。

逆に42度以上の熱めのお風呂は交感神経を優位にしてしまうので、かえって疲れることに。さらに湯冷めもしやすく寝つきが悪くなります。

ぬるめのお湯なら体温がゆっくりと上がるので、お風呂あがりにはゆっくりと体温が下がるとともに心地よい眠気に誘われて、ぐっすりと眠れるようになります。

生姜や緑茶で天然の入浴剤に!

入浴剤も、かんたん手づくり安心の入浴剤を活用してみましょう。

まずは生姜風呂。生の生姜を1片から2片すりおろして、だしパックやお茶パックなどの袋に入れて、お風呂に入る15分前に湯船にポンッ!これでかんたん生姜風呂のできあがり。

お肌が繊細な人にとっては生姜風呂はお肌がすこしヒリヒリすることもありますので、最初は少量の生姜で試してみてくださいね。

次に緑茶風呂。緑茶の出がらしをお茶パックなどに入れて湯船にポンッ!といれるだけ。美肌効果、肌荒れ防止効果、角質をやわらかくする効果、冷え性改善効果などが期待できます。

春バテの解消法(2)朝起きたら日光を

春バテ解消に日光

朝起きたらカーテンと窓を開けて日光を浴びましょう。体内時計がシャキッと整うとともに幸せホルモン「セロトニン」の分泌が始まります。

セロトニンは、感情をおだやかに安定させたり、やる気や意欲を高めたり、仕事の効率を高めたり、気分を良くしてくれます。

そして日光を浴びてから15時間ほどたった頃にセロトニンは「メラトニン」という眠りのホルモンに変化して、眠気を誘い、眠りを深くしてくれるのです。

カーテン越しの日光ではなく窓を開けたりベランダや庭に出たり。5分10分散歩をするのもとてもおすすめ。目覚めたらぜひ日光を浴びるようにしましょう。

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春バテの解消法(3)運動

春バテ解消に運動

春バテの原因は気温の変化や気圧の変化や生活環境の変化によって感じる「体と心のストレス」。そしてストレスは筋膜(筋肉の膜)にたまるという考えもあります。

肉体労働や運動のしすぎで体が疲れている、というのなら体を休めるのがいいのですね。

でもそうでないのに疲れていたりだるかったりという「ストレス疲れ」の解消には運動が効果的なんです。

★くわしくは↓
運動が疲労回復に効果的なのはこんな人・こんな時!

「久しぶりに体を動かしたら気持ちよかった!」という経験はきっとおありでしょう。

お休みの日にジョギングしたり、お友達とテニスをしたり。忙しくて時間がとれない人なら、駅までのバスを歩きに変えたり、エスカレーターを階段に変えたり、スーパーまでの自転車を歩きに変えたり。

5分10分の時間の投資で、通勤や家事が運動の時間に変わります。身近で手軽なところから体を動かしてみてはいかがでしょうか。

春バテの解消法(4)目元、首元を温めよう

レンジなどで蒸しタオルを作って目元や首元を温めましょう。温めることで副交感神経が優位になってリラックスできます。

以上、春バテの原因や春バテの解消法についてお伝えしました。

近年は4月に雪が降ったかと思えば25度以上の夏日になったりと天気も不安定。『春バテ』は珍しくもなんともない世の中になっています。

原因と解消法を知って心地よい毎日をお過ごしください。

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※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「体内時計」、「セロトニン」、「メラトニン

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