疲労回復に効果的なのは運動!?
疲れた時、どうしていますか?
ゆったりと体を休める。ゆっくりとお風呂につかる。マッサージを受ける。早めに寝る。どれも悪くはありません。でも実は、「疲労回復には運動が効果的」なんです。
【目次】
どんな疲れを回復するのに運動が効果的なの?
疲れにもいろいろありますよね?
3時間トレーニングした後の疲れ。10時間パソコンと向かいっぱなしの疲れ。苦手な人と一日じゅう一緒にいた気疲れ。
3時間トレーニングして疲れたから運動しよう!と考える人はいないですよね?ストレッチをしたり、マッサージをしたり、ゆったりとお風呂に入ったり。血流をよくして、傷んだ筋肉を修復させるのが効果的です。
でも、パソコンに向かいっぱなしの疲れや、苦手な人と一日じゅう一緒にいた気疲れといった疲労を回復するなら、「運動」がとても効果的なんです。
その疲れ、体を動かしたから?体を動かさなかったから?
動かしすぎるのも体の負担ではありますが、動かなさすぎるのも体には負担。「中庸」が一番、ということです。
疲労回復に運動が効果的なのはなぜ?
では、運動することが疲労回復に効果的なのはなぜなのでしょう?
- 運動すると固まった筋肉がほぐれて血流がよくなる ⇒ 酸素や栄養が全身に届いて、疲労物質や老廃物が排出される
- 脳に新鮮な酸素がいきわたる
- 幸せホルモン「セロトニン」が分泌される
- 体温が上がって、新陳代謝や酵素が活性化する
- 精神的ストレスが発散できる
- 疲れにくい体へと変化する
- 食欲が出る ⇒ 栄養がたくさん体内に入る
- 眠りの質がよくなる
このように運動することによる疲労回復の効果はたくさん!運動することがどれだけ体にいいのか、疲労回復にいいのか、おわかりいただけたと思います。
エコノミークラス症候群も運動しなかったことが原因
エコノミー症候群、ご存じですよね?
飛行機の機内で座っている状態でずーっといることで血流が悪くなるもの。地震などで車の中で避難されている方にもエコノミー症候群のリスクが伝えられていました。
このように飛行機の機内や狭い車の中に長時間座っている状態でエコノミー症候群になりやすくなるのも「体を動かさなかったこと」が原因。その予防は「体を動かすこと」ですよね?
栄養も睡眠も、疲労回復の大きなポイント。それと同じくらい、運動することも疲労回復するための大きなポイントなんです。
また、精神的ストレスは「筋膜(筋肉の膜)」にたまるとも。運動すると気分がスッキリするのも、筋膜にたまった精神的ストレスが発散されるからなのでしょう。
どんな運動が疲労回復に効果的?
激しい運動をする必要はありません。
散歩、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳、ストレッチ、ヨガなど。お友達とおしゃべりしながらできる程度の運動で十分。さらに反復運動なら幸せホルモン「セロトニン」が分泌されます。
反復運動とは、同じ動きをくりかえす運動のこと。
タッタッタッと走るジョギングや、スタスタスタと歩くウォーキング、スィースィースィーと泳ぐ水泳などですね。
「ランナーズハイ」もセロトニンが分泌されるから。ジョギングしている人は、この気持ちいい瞬間をよく味わっているのではないでしょうか?
ここでちょっと注意。
ちょっと体の調子がよくない、という原因はストレス。なぜストレスがたまるかというと、まじめで頑張り屋さんだから。
日本人はまじめで完璧主義。「私の疲労には運動が効果的なんだわ」と思ったら、「じゃあ、週末にスニーカーを買いにいって・・・」と、ちゃんとジョギングしようと考えるんです。でも週末になると「運動を始めよう!」なんて気分も冷めて「疲れたから週末はゆっくり休もう。その方がいいわ。」なんて。運動しない理由なんていくらでも用意できますからね。
その結果、完璧に運動をはじめようと思っていたのが、結局なんの運動もしないことに。100点を目指して、0点になってしまう。
運動でなく、体を動かすことから
スーパーまで自転車ではなく歩いて行こう。駅までバスではなく歩いて行こう。エスカレーターを使わずに階段で行こう。
駅までバスなら10分。歩くと20分。10分多く時間がかかりますがー、「10分かけて駅に行く」という行為が「20分間ウォーキングする」に変わります。
銀行までの行きかえりも、電動自転車なら15分でも歩けば40分。「銀行の用事を済ますために15分かかる」が、「40分間ウォーキングするついでに銀行の用事を済ませる」に変わります。
疲れがとれる、疲れにくくなる、ぐっすり眠れる。冷え対策にもなる。スリムにもなっちゃう!無理なくできる運動から取り入れてみてはいかがでしょうか?