冷え性を改善する方法とは~冷え性の2つの原因と改善のポイント
冷え性を改善するにはどんな方法が効果的なのでしょうか?
まずは冷え性の原因と改善するためのポイントからお伝えします。
冷え性の原因は「自律神経」と大いに関係がありますが、物理的に言えば「熱が足りないこと」と「熱が行き届かないこと」の2つです。
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冷え性を改善するポイント(1)熱を体に与える
熱が足りないと体は内臓を温めることを優先します。
手足が冷えても生命の危機とはなりませんが、内臓を冷やすことは生命の危機につながります。ですので 手足から熱を回収して内臓に熱を集めるのです。
冷え性の方が特に「手先や足先が冷たい」と感じるのはこのためですね。
冷え性を改善するには、体の中の熱の量を増やすことがポイント。
そこで、体の中から熱を作る方法、体の外から熱を補給する方法を紹介します。
体の中から熱を作る
体の中で熱を作ることができます。その役割をはたしているのが「筋肉」。
運動してあたたかくなるのは筋肉を使うから。寒くてブルブルッと震えるのも筋肉を動かして熱を作るためです。
筋肉のすくない人は熱が十分に作られないので、冷え性になりやすくなります。女性や細い人に冷え性が多いのも筋肉の少なさが原因ですね。
なので運動によって筋肉の量を増やすことが大切。運動すること自体、体に熱ができて温めることができますし、筋肉量が徐々に増えていけば冷えにくい体へと変化します。
冷え性が改善できて筋肉量のある体になれば基礎代謝も増えます。太りにくい体にもなるということですね。
なにも激しい運動や筋トレが必要という話ではありません。時間を見つけて歩くようにしたり、バスや自転車の移動を徒歩に変えるだけでもいい運動になります。
きっかけとして「万歩計」を買うのもおすすめ。
万歩計を持っているだけで不思議と意識が変わるものです。歩数が気になって「まだ2000歩だからちょっと散歩してこよう」「駅まで行くのに歩いていったら何歩増えるかな」と歩数計の数字が増えるのが楽しみになって、冷え性の改善を大きくサポートしてくれます。
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体の外から熱を補給する
冷え性改善のための熱の供給。もちろん体の外からも熱を補給することができます。お風呂で温まる、体を温めるはたらきのある食べ物や飲み物をとる、ですね。
ややぬるめのお風呂でゆったり
ただお風呂はお湯の温度が高いと、体の芯まで温まる前にのぼせそうになるので湯冷めしやすくなります。
熱いお風呂で温まりたい気持ちはわかりますが、冷え性の人ほど少しぬるめのお湯でゆっくり温まることが改善するポイントです。
湯船の温度は体温プラス4度ほど。体温が36度の人なら40度くらいのお湯ですね。もちろん目安の温度ですので、ゆったりと気持ちよくつかれる温度に設定してください。
体を温める食べ物
そして冷え性を改善するには 体を温める食べ物 を食べること。
ここで気をつけたいことは「温かい食べ物」ではなく「体を温める食べ物」です。冬が旬のもの、根菜など地面の下にできる野菜、味噌やキムチなど発酵食品ですね。
逆に、レタス、キャベツ、白菜、ほうれん草といった地面の上にできる野菜は体を冷やします。バナナ、パイナップル、グレープフルーツのような柑橘類など温かい南国で収穫されるフルーツも体を冷やします。
もっとも「フルーツは体を冷やすからダメ」ということではありません。
酵素がたっぷりで体へのメリットもたくさん。ただ冷え性を改善するためには、体を温める食べ物が何かを知ったうえでバランスよく食生活に取り入れましょうということです。
体を温める飲み物
また飲み物にも体を温めるものと冷やすものとがあります。
色が濃い飲み物や発酵している飲み物は体を温めるはたらきがあります。
具体的には、しょうが湯、黒豆茶、ほうじ茶、紅茶、ウーロン茶、赤ワイン、日本酒、紹興酒などですね。
紅茶やウーロン茶は発酵しているお茶なので体を温めます。逆に緑茶は発酵していないので体を冷やす飲み物。
コーヒーは色は濃いですが、赤道直下の暑い地域で収穫されるものなので、体を冷やす飲み物といえます。
冷え性改善のためには、なるべく体を温める飲み物を飲むことがおすすめです。
★ご参考に↓
体を温める食べ物と体を冷やす飲み物
そしてもうひとつ、冷え性を改善するために大切なことは「体の中にある熱を全身に行き届かせること」です。
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冷え性を改善するポイント(2)熱を行き届かせる
熱を運ぶのは血液の仕事。血行がよくなるとぽかぽかするのは、体温がすみずみに運ばれるからです。
筋肉痛などで熱くなるのも、そこへ熱を届けて体内酵素を活性化させて筋肉を早く修復するため。
つまり冷え性の人は血行が悪いんです。そして……
あなたは 肩こり、首こり、背中がガチガチ、いつも体が重たい、疲れが取れない、といったことはありませんか?
ストレスの多い毎日では交感神経ばかりはたらくので、慢性的に体が固くなってしまいます。
マッサージで体が軽くなったりつい眠ってしまうように、体をほぐすことはとても効果的。
- 仕事や家事のあいまに肩・腕・太もも・ふくらはぎをもみほぐす
- バスや自転車を徒歩にして筋肉を動かす
- 深い呼吸(鼻から吸って口から細くゆっくりと吐く)
- 41度以下のお風呂にゆったり15分
- お風呂あがりや寝る前にストレッチ
固くなった体をこまめにほぐしてあげてくださいね。
★くわしくは↓
低体温の原因となる6つの生活習慣とは?
以上、冷え性の2つの原因と改善するためのポイントをお伝えしました。
さて、疲れがとれない、体が重たい、体調がいまひとつ……というあなた、肩こり、背中がカチカチ、体が固くなっていませんか?
マッサージされると体が軽くなるように、体をほぐせばぐんぐん元気に楽になります。
そこで自分で深く体をほぐす方法をご紹介。自宅で簡単、誰でもすぐできる方法ですので、ぜひ試してみてください。
ゆるめて軽い体になる方法とは? >>
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来成分100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
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