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冷え性の改善に効果的な暖房のしかたとは?

暖房のしかたによって、温かい体をつくる暖房と、冷え性を作ってしまう暖房とがあります。

寒いからと気軽にエアコンを使う生活をしていると、知らず知らずのうちに冷え性になってしまう傾向があるんです。

では冷え性を改善するならどんな暖房のしかたが効果的なのか、お伝えしていきます。

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【目次】

冷え性の改善によい暖房とは?

寒い季節の暖房として昔から「頭寒足熱」といいますよね。頭は冷やして足を温める。

でも冷え性の人は、上半身が温かくて下半身が冷たい状態。「頭寒足熱」の正反対の「頭熱足寒」です。

外で遊んでいる子供は頭も冷えているけど手足も冷えている。これは冷え性じゃないんです。

エアコンの暖房の部屋にいる人は頭は温かいけど、手先、足先、特に下半身が冷えている。これが冷え症です。

あたたかい空気は上にのぼり、冷たい空気が下へ下がる。だからエアコンの暖房も冷房も冷え性を作ってしまうのです。

エアコンで自律神経のはたらきが衰える

自律神経には「体温を調節する機能」があります。暑い時は汗をかいて気化熱で体を冷やす。寒い時はブルブルと筋肉を震わせて熱を作って体を温める。

しかしエアコンで快適な温度にいることが多いと、自律神経がはたらいて体温を調節する必要がないので、自律神経がサボってしまうのです。

走ったり運動しなければ足の筋肉が弱くなるように、自律神経だって使わなければ弱くなってしまうのです。

自律神経の弱さが体温調節機能の弱さにつながり、冷え性につながってしまいます。

エアコンで育った子供は自律神経のはたらきが弱い?

子供の頃からエアコンの快適な環境で育った子供は、自律神経が十分に発達しない傾向があります。

  • 乗り物酔いをする
  • 朝礼などで長時間立っていると立ちくらみをする
  • 運動してもしっかり汗をかけずに顔が真っ赤になる
  • 子供なのに冷え性である
  • 子供なのに肩こりや首こりがある

このような不調をもつ子供は、少なからず自律神経がじゅうぶんに発達していない傾向があるので、将来的に冷え性だけでなくいろいろな不調をかかえがちです。

お子さんのいるご家庭は特に、エアコンの使いすぎに注意が必要です。

※乳幼児のいるご家庭は無理してエアコンをやめることなく、室温に十分ご注意ください

一番いいのはエアコンを使わずに、暑い時は暑い、寒い時は寒い、を感じて体を慣らすこと。

もっとも熱中症などには十分注意が必要ですが、暑さ寒さに慣れていけば、体も強くなって健康的に過ごせるようになります。

冷え性にならないためには、冷え性を改善するためには、どんな暖房が良いのでしょうか?

  • 冷え性を改善する暖房は必要な部分をだけを温める暖房
  • 冷え性をつくる暖房は部屋全体を温める暖房

人間は二足歩行の動物。よく使う下半身をあたためて、エネルギーを蓄える必要があるんです。

逆に頭は冷たくしておかないと、脳がしっかりとはたらいてくれない。なので「頭寒足熱」が大切になってきます。

冷え性の改善におすすめなのは、湯たんぽ、こたつ、ミニストーブ、火鉢。

冷え性を改善する暖房は湯たんぽ、ミニストーブ、こたつ

ストーブも、小ぶりで持ち運べるタイプがいいですね。部屋全体を強力に温めるのではなく、小ぶりなストーブを体のそばに置いて冷えた手先足先を温めるのが冷え性改善にはおすすめ。

特に赤ちゃんやお子さんがいる家庭で、エアコンばかり使ってしまうと、免疫が低下する、自律神経のバランスが乱れる、アトピーになりやすい、といった傾向が高くなります。

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自宅での暖房をどうするか

オフィスは冷暖房完備でしょう。毎日8時間10時間とエアコンの中にいるために、冷え性を作りやすい環境にいることになります。

とはいえ勝手に室温調節できないでしょうから、仕事以外の時間では冷房や暖房のしかたには必要以上に気を配りましょう。

なるべくエアコンは使わずに、こたつ、ミニストープ、湯たんぽ、ひざかけなどを活用することがおすすめですね。

暖房以外にもこんな工夫も

冷え性を改善する生活

また、冷え性を改善するためには、暖房に気を配るだけでなく……

  • 運動をして体温を上げる
  • 夏でもシャワーで済ますのではなく、ゆったり湯船につかって体温をあげる
  • 体を温める食べ物を食べる
  • ストレスをためない、発散する
  • 薬は体を冷やすため、安易に飲まない

など、ふだんの生活のいろんなシーンで体温を上げることや体を冷やさないことに心がけましょう。

▼ご参考に(姉妹サイトです)▼
冷え性の原因となる8つの生活習慣とは?すぐできる改善法も紹介

以上、冷え性を改善する暖房のしかたについてお伝えしました。

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ゆるめて軽い体になる方法とは? >>

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執筆者
この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊

1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラクゼーションジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」、無添加ハミガキ粉「ジェムペースト」など天然由来成分100%の健康商品を販売して今年で17年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら

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