HOME > 自律神経 > 原因

自律神経が乱れる原因と自律神経を整える方法とは?

自律神経が乱れることによって、体の不調、心の不調を感じる人が増えています。

そこで自律神経が乱れるのはなぜなのか?なぜ自律神経に影響を及ぼすのか?などについてお伝えします。

スポンサーリンク

【目次】

自律神経が乱れる原因はストレス

自律神経が乱れる原因は『ストレス』です。

  • 明日は営業会議かぁと思うとストレスで胃が痛い
  • これから大事なプレゼンかと思うと緊張で手足が震えてきた
  • 今日はウチの子の合格発表。ドキドキするなぁ

どれもイメージできるのではないでしょうか?

胃を痛めたり、手足をブルブルと振るわせたり、ドキドキと心臓の鼓動を早めたり。ストレスは物理的に私たちの体を変化させることで影響をあたえているのです。

どんなものがストレスに?

ストレスの原因には肉体的なものと精神的なものがあります。体のストレスと心のストレスですね。おもなものを紹介します。

肉体的なストレス精神的なストレス

これらのストレスがなぜ自律神経の乱れの原因となっているのでしょうか?

ストレスで自律神経が乱れるのはなぜ?

自律神経は私たちの体を守っています。活動できるのも健康でいられるのも自律神経のおかげ。

自律神経

自律神経は上の図のように正反対の2つの神経からなりたっています。

昼間は「交感神経」がはたらいて活動をサポートする。夜は「副交感神経」がはたらいて昼間の疲れを回復する。

正反対のはたらきをする2つの神経が交互にバランスよくはたらくことで、私たちが元気で健康な体で生活できるように守っています。

昼間の活動で疲れても夜眠っている間に疲労が回復するのも、風邪をひいてもよく眠ることで回復していくのも、自律神経がはたらいているおかげです。

健康な人の自律神経バランス

しかし……

ストレスが自律神経のバランスをくずす

人間関係のストレス、仕事のノルマや責任、長距離通勤、睡眠不足など、ストレスが多い生活では「交感神経」ばかりがはたらいてしまいます。

すると反対に体を回復させる「副交感神経」が十分はたらけなくなってしまうのです。

健康でない人の自律神経バランス

ストレスの多い生活によって、交感神経ばかりが優位となって 副交感神経が十分はたらけないこと が自律神経失調症の原因

交感神経

ストレスを受けると……
↓ ↓ ↓
交感神経だけが活性化
↓ ↓ ↓
筋肉は緊張して固くなる
↓ ↓ ↓
体の流れが悪くなる
↓ ↓ ↓
栄養や酸素はいきわたらない
↓ ↓ ↓
老廃物も排出されにくい
↓ ↓ ↓
体の回復がなかなか進まない
↓ ↓ ↓
新陳代謝も進まない
↓ ↓ ↓
疲れがとれない
↓ ↓ ↓
さまざまなな不調を抱える

自律神経失調症でなくてもいろんな不調を感じている人は多いでしょう。

疲れがとれない、体が重たい、寝つきが悪い、眠りが浅い、体が冷える、肩こりがひどい、ほてる、スッキリ出ない、など。

その原因も「ストレスが多くて交感神経ばかりが活性化していること」ではないでしょうか。

※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「ストレス」、「ストレスと食生活」、「自律神経失調症」、「活性酸素と酸化ストレス」、NHK健康チャンネル「ストレスが影響する体と心の病気

副交感神経をはたらかせることがなにより大切

自律神経からくる不調の原因はストレスで交感神経ばかりはたらくこと。改善するためには、

  • ストレスを減らすこと
  • 副交感神経をはたらかせること
  • ストレスで固くなった筋肉をほぐすこと

が必要なのです。とはいえストレスを減らすことは難しいですし、自分の意識で副交感神経をはたらかすこともできません。

でも……

マッサージで眠くなった経験ありませんか?

マッサージで副交感神経に

眠たくなった、体が軽くなった、というのは ほぐされて副交感神経に切りかわった証拠。

筋肉をほぐすと回復が進む

ストレスを減らすのは難しくても体(筋肉)をほぐすことはできますよね?

体をほぐすことは副交感神経を優位にすることにつながります。とはいえ毎日マッサージに通うのは無理。ふだんの生活の中でこまめに体をほぐすことが大切です。

  • 仕事や家事のあいまに肩・腕・太もも・ふくらはぎをもみほぐす
  • バスや自転車を「徒歩」に変えて筋肉を動かす
  • 深い呼吸(鼻から吸って口から細くゆっくりと吐く)
  • 41度以下のお風呂にゆったり15分
  • お風呂あがりや寝る前にストレッチ

固くなった体をこまめにほぐして、いたわってあげてください。

さて、疲れがとれない、体が重たい、体調がいまひとつ……というあなた、肩こり、背中がカチカチ、体が固くなっていませんか?

マッサージされると体が軽くなるように、体をほぐせばぐんぐん元気に楽になります。

そこで自分で深く体をほぐす方法をご紹介。自宅で簡単、誰でもすぐできる方法ですので、ぜひ試してみてください。
ゆるめて軽い体になる方法とは? >>

*-*-*-*-*

執筆者の顔写真
この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊

1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラクゼーションジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」、無添加ハミガキ粉「ジェムペースト」など天然由来成分100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら

トップへ