暑さに強くなる5つの方法 - 食べ物、お風呂、冷暖房など
猛暑の夏。熱中症にかかる人も年々増えています。
クーラーのきいた室内と猛暑の外との温度差も大きく、体へ大きな負担となっています。そうでなくでも節電志向が高くなっているこの頃。暑さに強い体を手に入れたいものですね。
そこで暑さに強くなる方法を5つ紹介します。夏本番をむかえる前に取り入れてみてはいかがでしょうか?
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【目次】
1.軽い運動で汗をかく
子供の頃からエアコンの中にいることが多いと体温調節機能がおとろえてしまいます。
夏は冷房で涼しく、冬は暖房で暖かく。これでは体温調節機能をはたらかせなくても快適でいられるので、体の機能がサボっているのですね。
暑さに強くなるために、まずはじんわりと汗をかくくらいの軽い運動を週に3回から4回おこなってみましょう。
急にはげしい運動をすると体の熱を発散できずに気分が悪くなることも。まずは軽い運動から始めましょう。
体温調節機能が十分にはたらいていない人は自律神経のバランスも乱れがち。疲れやすい、寝つきが悪い、肩がこる、食欲がないといった不調も感じているのではないでしょうか?
効果的な運動とは?
暑さに強くなるためにおすすめな運動がこちら。
- 散歩(少し早歩きがおすすめ)
- ウォーキング
- ジョギング
- 水泳
スタスタと歩く、タッタッタッタッと走る、スイスイ泳ぐ。どれも反復運動ですよね?
反復運動はセロトニンと呼ばれる「幸せホルモン」を分泌してくれます。
セロトニンには、気分をおだやかに安定させてくれる、ストレスに強くなる、やる気や意欲がわく、体内時計を整える、といった効果がたくさん。自律神経のバランスも整ってくるでしょう。
ウォーキングやジョギングなどは一人でできる運動。自分のペースでできる運動ですし、だれかと勝ち負けを競うものでもないのでストレスがかからないという面でもおすすめ。
真夏になってからでは体に負担がかかります。暑さに強くなるためには夏が来る前に始めて、徐々に暑い中で運動をして暑さに慣れるようにしていきましょう。
なお、梅雨どきや湿気の多い日は汗が蒸発しにくいので、たとえ気温が高くなくても熱中症になりやすくなります。そんな日は無理をしないで、気温・湿度・時間帯を選んで運動するように気をつけてください。
2.運動した後に牛乳を飲む
暑さに強くなる方法として、運動した後に牛乳を飲むという方法をNHK「ためしてガッテン」で紹介されていました。
具体的には30分程度の運動をした後に牛乳を300mlほど飲むという方法。
番組では、運動の後の牛乳を一週間続けた人たちには暑さに強くなる効果がずいぶんとあらわれていました。
私も朝ジョギングをしているので、ためしに運動の後の牛乳生活をスタート。するとスタートして5日目には暑さに強くなる効果を実感し始めました。
もともと夏も冬もあまりエアコンを使わない生活をしていますが、夏の暑さで頭がはたらかなくなって仕事の能率が悪くなる日もしばしば。さすがに扇風機はフル稼動していたのですが……
運動の後の牛乳生活のおかげで暑さに強くなることができたのでしょうか。汗はかきますがバテることもだれることもなく、頭もちゃんとはたらいていて体もラクになったように感じます。
あくまでも私個人の実感ですし乳製品を摂りたくない人もいるでしょう。気が向いた方は試してみてください。
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3.お風呂につかって汗をかく
しっかりとお風呂につかって汗をかくことも暑さに強くなる方法のひとつ。汗腺のはたらきが高まって体温調節機能もアップします。
半身浴がいい、全身浴がいい、サウナがいいなど、どの方法が効果的かは人それぞれ。「心地いい」と感じる方法を選んでください。
しっかりと体温を上げて汗をかくことが目的ですので、シャワーだけで済ますというのはNG。
暑い夏こそクーラーの中にいる時間が多いので、実は体が冷やされがち。ゆったりとお風呂につかるなどして体温を上げましょう。
自律神経を整えるためにも熱すぎない温度のお湯がおすすめ。目安は体温プラス4度。40度くらいの湯温ですね。
すこしぬるいかなと感じる程度のお湯ならゆったりとつかることができますし、副交感神経も活性化して体がほぐれて疲労回復にも効果的です。
4.夏でも熱い食べ物や飲み物を
冷えたビール、冷たい麦茶、冷やし中華、そうめん……。暑い夏は冷たいものを飲んだり食べたりしたくなります。
でも暑さに強くなるためには、冷たいものを飲んだり食べたりしすぎないことが大切。
暑いとはいえ、電車、オフィス、レストラン、スーパー、自宅と、クーラーのきいた涼しい場所にいることが多くありませんか?
そのうえ冷たいものばかり食べたり飲んだりしていては、体が冷えてしまいます。と同時に暑さに強くなるのも難しいでしょう。
温かいお茶を飲んだりあたたかい料理を食べましょう。唐辛子のカプサイシン効果を取り入れて大いに汗をかくのもおすすめ。麻婆豆腐、坦々麺、キムチ鍋などで体を温めていきましょう。
なお、食べ物も飲み物も「温かいもの」だからといって「体を温めるもの」とは限りません。
ホットコーヒーもトマトソースのスパゲティも体を冷やします。コーヒーは暑い産地でとれる作物だから。トマトは夏野菜だから。
暑さに強くなるためには、体を冷やす食べ物 や 体を冷やす飲み物を摂りすぎないように注意しましょう。
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5.冷房や暖房のしかたを工夫
暑さに強くなるためには冷房や暖房のしかたも大きなポイントです。
職場でも自宅でも冷房も暖房もエアコンが主流となっています。バスや電車やスーパーやレストランももちろんそうですね。
夏は涼しく冬は暖かい。快適ではありますがその反面、体が持っている体温調節機能は衰えていきます。運動しなければ筋肉が落ちるように、体温調節機能も使わなければ衰えます。
暑い夏に汗をかいて体の熱を発散することができなくなるので、暑さに弱くなる。エアコンがないとすぐにバテてしまう体になります。
寒い冬には体の中で熱を作り出すことができず、寒さに弱くなる。エアコンやヒーターがないと寒くて寒くて何もできない体になります。
そこで、暑さに強くなるにはどんな冷房や暖房のしかたが効果的かというと……
部屋全体ではなく暑い体の部分を冷やす冷房
冷房にしても暖房にしても、おすすめなのは「部屋全体を冷やす(暖める)冷暖房」ではなく「体の暑い(寒い)部分をピンポイントに冷やす(暖める)冷暖房」。
暑い夏でいえば、扇風機、うちわ、行水(ぎょうずい)、冷えピタシート。寒い冬なら、ミニストーブ、湯たんぽ、こたつがおすすめです。
涼しすぎない環境であれば、おのずと体の体温調節機能を使うようになるので、暑さに強くなるでしょう。同様に冬も暖かすぎない環境であれば、寒さに強くなるでしょう。
自宅以外では自分の都合で冷暖房を変えることはできないでしょうから、せめて自宅にいる時は冷暖房に工夫して、暑さに強くなる体づくりに心掛けてみてはいかがでしょうか。
以上、暑さに強くなる5つの方法についてお伝えしました。
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ゆるめて軽い体になる方法とは? >>
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来成分100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
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