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ビタミンKの効果、多い食べ物、効果的な食べ方とは?

ビタミンKのおもなはたらきは、骨を硬く丈夫にするはたらきと、出血した場合の血液を固めるはたらきの2つです。

そんなビタミンKの効果は? 不足するとどうなる? 多く含む食べ物は? 効果的な食べ方は? などについてお伝えします。

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【目次】

ビタミンKのはたらきと効果

骨を丈夫にするはたらき

丈夫な骨

ビタミンKは、骨にカルシウムを沈着させることをサポートして、丈夫な骨を作るはたらきをします。

骨といえば カルシウム というイメージ。でも実際にはカルシウムだけでなく、マグネシウムリン、コラーゲンなどが集まってできています。

これを見るだけでも、決して骨がカルシウムだけでできているわけでないということが分かりますね。

ビタミンKはこのなかのコラーゲンとカルシウムを結びつけるはたらきをしています。と同時に、骨からカルシウムが溶け出すのを防いで骨を強く丈夫にしているのです。

※参考サイト:国立健康・栄養研究所「ビタミンK解説」、「カルシウム解説

出血した場合の血液を固めるはたらき

もうひとつが血液を固めるはたらき。切り傷ができたり、すりむいて血がにじんだりしていても、自然と血は止まります。

これは、血液の中にある血漿(けっしょう)が空気中の酸素と結びついて固まるはたらきがあるからです。これが俗にいう「かさぶた」ですね。

私たちの体のなかに「プロトロンピン」と呼ばれる物質があり、これが血液を固めるためのはたらきをしています。このプロトロンピンを作るために必要なのがビタミンKなのです。

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ビタミンKが不足すると?

ビタミンKは腸の中で作られているので、通常の食事を取っている人であればビタミンKが不足することはほぼありません。しかし……

  • 極端にかたよった食生活をしている
  • 薬を飲み続けていることによる副作用
  • 肝臓病などの病気をしている
  • 新生児や乳幼児である(腸のはたらきが未発達)

という人の中にはビタミンKが不足してしまう場合があります。

このビタミンKが不足すると、鼻血や胃腸内壁からの出血、女性では月経による出血の増加などが引き起こされます。

出血がなかなかおさまらなかったりするのも、ビタミンKの不足により引き起こされる症状です。

またビタミンKは体の外に出た血液は固めますが、体内を流れる血液は固まらずにスムーズに流すはたらきも持っています。

血液をかためるはたらきとともに、固まりを防ぐはたらきも持っているビタミンK。

不足することによって胃腸などの消化器官からの出血、または脳溢血なども引き起こされる場合があるので、注意したいところです。

また、不足により骨にも害を及ぼして骨粗しょう症なども引き起こされるので、ビタミンKは注意して取りたい栄養素の1つです。

ビタミンKは取りすぎても特に害のない栄養素ですので、意識的に取りましょう。

病気や妊娠などで薬や注射で投与される場合があるかもしれませんが、その場合も医師が十分に確認しておこなっているでしょうから、摂りすぎによる悪影響は心配ないでしょう。

では次に、ビタミンKの多い食べ物について、お伝えします。

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ビタミンKの多い食べ物

ではこのビタミンKをどうやって効率よく摂取するかですが、やはり食べ物から日常的に取るのがいいですね。

特におすすめなのが納豆。できれば「ひきわり納豆」の方がビタミンKの含まれている量が多いです。

★ご参考に(姉妹サイトです)↓
納豆はカルシウムが多い? 1パックの含有量とほかの食べ物との比較

ビタミンKは脂容性のビタミンなので、脂と一緒に取ると吸収量がアップします。

納豆の原料は大豆ですので、含まれているタンパク質や良質な脂の量は折り紙つき。1日に1/2ほど取れば必要量を満たせますので、やはり日本人の食生活に納豆は欠かせませんね。

またカブの葉や、明日葉、ほうれん草、シソなどもビタミンKは豊富。そのほかビタミンKが多い食べ物はこちらでも紹介しています。

これらの食べ物をうまく組み合わせながら、日常的にビタミンKを摂取しましょう。

以上、ビタミンKの効果、多い食べ物、効果的な食べ方についてお伝えしました。

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執筆者
この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊

1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラクゼーションジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」、無添加ハミガキ粉「ジェムペースト」など天然由来成分100%の健康商品を販売して今年で17年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら

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