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ナトリウムの効果、多い食べ物、効果的な食べ方とは?

ナトリウムはカルシウムやマグネシウムと同じように必須ミネラルのひとつ。

ミネラルの多くは日常生活で不足しがちな栄養素ですが、ナトリウムは気をつけないと摂りすぎになってしまうミネラルですね。

そんなナトリウムの効果は? 不足するとどうなる? 多く含む食べ物は? 効果的な食べ方は? などについてお伝えします。

※参考サイト:厚生労働省 e-ヘルスネット「ナトリウム」、「加工食品

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【目次】

ナトリウムのはたらきと効果

ナトリウムのおもなはたらきは、カルシウムをはじめとした他のミネラルが血液中に溶けるのを促進することです。

そのほかにもカリウムと同じように血圧を調整するはたらきがあります。

不足すると?

ナトリウムが不足してしまうと、軽い症状ではめまいや体のだるさ、嘔吐などが引き起こされます。症状が重くなると筋肉の痙攣(けいれん)や昏倒状態になる場合も。

しかしナトリウムは、他のミネラルに比べて少しの量でも必要最低量を満たせる栄養素です。

腎臓病などで腎臓のはたらきが正常でない人はナトリウム不足による欠乏症が心配ですが、そうでなければほぼ欠乏症になることはないでしょう。

逆に、ナトリウムの摂りすぎの方に気を配らなくてはいけません。

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ナトリウムを摂りすぎると?

ナトリウムを摂りすぎると、血圧が上昇して高血圧が引き起こされる原因になります。

この高血圧は、動脈硬化や心臓病といったさらに重い症状を引き起こすきっかけにもなってしまいます。

過剰なナトリウムは尿と一緒に体から排出されますが、この時に腎臓への負担が大きくなるので腎臓病が発生しやすくなるリスクも高まります。

摂りすぎた時の対処法とは?

ナトリウムを摂りすぎたときの対処法は汗をかくこと。

根本的な解決法ではありませんが、汗と一緒にナトリウムが排出されるので少しでも緩和されるでしょう。半身浴などでゆっくりとお風呂に使って、じっくりと汗をかいてみてはどうでしょうか。

カリウムの多い食べ物もおすすめ。カリウムにはナトリウムを排出するはたらきがあります。

バナナにはカリウムが多いイメージがありますが、バナナ1本に含まれるカリウムはさほど多くはありません。

カリウムが断然多い食べ物はさといも。さといもの煮っころがし5個でバナナ4本分ものカリウムが摂れます。

そのほか、じゃがいも、トマトジュース、玉露、ヒレカツ、枝豆、豆乳などにカリウムが多く含まれています。

★くわしくは↓
カリウムの効果、多い食べ物、効果的な食べ方とは?

熱には強いが水に溶けやすいのがカリウムの特徴。野菜は生で食べたり、茹で汁ごと食べられるようにスープにしたり、といった方法がおすすめです。

もちろんなにより大切なのはナトリウムを摂りすぎないように注意すること。そこで、ナトリウムの多い食べ物には何があるか、ご紹介します。

ナトリウムの多い食べ物

ナトリウムの多い食べ物の代表は、加工食品やインスタント食品など。

「しょっぱくないからナトリウムが少ないのでは?」と勘違いしやすいですが、塩味が強い弱いにかかわらずたくさんの加工食品にナトリウムが使われています。

もちろん味付けの濃いものや塩分の多い味付けのものは、ナトリウムの摂りすぎとなる傾向が。

塩をはじめ、しょうゆ、マヨネーズ、トマトケチャップなどもナトリウムが多い食べ物。濃い味が好きな人や習慣的にしょうゆをかけてしまう人などは、あらためて毎日の食事の状態を見直してみましょう。

スナック菓子もナトリウムが多く含まれる食べ物の代表ですね。スナック菓子の好きなお子さんは多いでしょうから、ご両親が気をつけてあげてください。

さてナトリウム不足に気をつけなければいけない季節があります。その季節は……

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暑い夏のナトリウム不足には注意しましょう

不足することより摂りすぎる傾向が高いナトリウム。でもひとつ気をつけたいのが夏。

夏の暑さでたくさんの汗をかくと体内のナトリウムも一緒に排出されるので、一時的に欠乏状態になることがあります。

夏の暑さで食欲がなくなったり体がだるくなったり。これはたくさん汗をかいたことでナトリウム不足になっている状態です。

熱中症の予防には「水分だけでなく塩分をとることも大切」ということが知られてきましたね。

ナトリウムの入ったスポーツドリンクを飲んだり塩飴をなめたり、という人も多いでしょう。

汗をたくさんかく夏の暑い時期。特に肉体労働の人や外で仕事をしている人は、水分な補給とともに塩分補給を忘れないように気をつけましょう。

一般的には摂りすぎの傾向のあるナトリウム。季節によって、またその人の仕事の環境などによって、不足することもあります。

食生活をはじめとした生活環境をあらためて見直して、不足しないよう摂りすぎないよう、気をつけましょう。

以上、ナトリウムの効果、多い食べ物と効果的な食べ方についてお伝えしました。

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執筆者
この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊

1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来成分100%の健康商品を販売して今年で17年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら

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