塩素の効果、多い食べ物、効果的な食べ方とは?
塩素といえば、「混ぜるな危険」 の家庭用洗剤のイメージが浮かぶのではないでしょうか。実は、私たちの体の中にも、80グラムから150グラムの塩素があります。細胞を外部環境に対応するために必要不可欠なミネラルなのです。
そんな塩素の効果は? 不足するとどうなる? 多く含む食べ物は? 効果的な食べ方は? などについてお伝えします。
【目次】
塩素のはたらきと効果
塩素のはたらきはいろいろあります。
- 胃で、胃酸の中に含まれている消化酵素の 「ペプシン」 を活性化する (食べ物を消化、殺菌するペプシンのはたらきを助ける)
- 膵臓(すいぞう)で、消化液の分泌を促進させる
- 血液中で、血漿(けっしょう:血液中の細胞の外側)などに含まれていて、細胞内の酸・アルカリバランスを保つために浸透圧の調整をする
- 殺菌効果があるので、体内に入った細菌をやっつける 「白血球」 のはたらきを助ける
塩素が不足すると?
塩素が不足すると、どんな悪影響があるのでしょうか?
- 胃酸の減少
- 消化不良
- 食欲の減退
- 血圧異常
- 幼児に対しては、成長障害
- 慢性的な不足では、腎不全などの病気に
塩素が不足すると、胃酸の濃度が減ってくるので、消化不良を起こしやすくなります。食欲不振の人、消化を促進したい人におすすめのミネラルです。
ただ塩素は、体の中には塩化ナトリウム、つまり 「食塩」 として摂取されます。
ですので、毎日の食生活のなかで自然と摂取できています。不足することはまずないでしょう。それよりも気をつけたいのは、塩素(食塩)の摂りすぎ。
では、塩素を摂りすぎるとどんな悪影響があるのでしょうか?
スポンサーリンク
摂りすぎるとどんな悪影響が?
塩素を摂りすぎても、汗や腎臓で処理されて体外に排出されます。なので、過剰症の心配は特にありません。
ただ、塩素は塩化ナトリウムの形で体内に摂取されるので、ナトリウム(食塩)の摂りすぎは高血圧を引き起こす原因となります。
そのほかにも、塩素が増えると下痢や脱水症状を起こします。
水道水などの塩素を含む水を、飲み水や料理などで毎日毎日とり続けると、腸内細菌の繁殖が悪くなってはたらきが弱まるので、腸の調子が悪くなってしまうのです。
不足よりも摂りすぎに気をつけたい塩素。どんな食べ物に多く含まれているのでしょうか?
塩素の多い食べ物
塩素は、体の中には「塩化ナトリウム(食塩)」として摂取されます。
ですので、食塩、たくあん、梅干、しょうゆ、味噌などの日本食に限らず、チーズ、調味料、ハム、インスタントラーメンにいたるまで、私たちが口にしている食べ物にはほぼ使われています。何らかの形で必ずと言ってよいほど摂取しているものです。
味噌、しょうゆ、梅干など、塩辛いと感じるものだけでなく、ソーセージ、かまぼこ、ちくわを始めとした加工食品全般にも意外と多くのナトリウムが含まれています。塩辛いと感じなくても、知らず知らずのうちに多くのナトリウムを摂取していることになりますので、摂りすぎには注意が必要ですね。
摂取量の目安としては、ナトリウムに準じています。
ナトリウムの一日の必要な摂取量は、成人女性、成人男性ともに600mg。食塩に置きかえると、10g程度が摂取量の目安となります。塩素は水道水にも含まれているので、微量ながら水道水からも摂取しています。
スポンサーリンク
塩素を効果的に摂るためには?
塩素は、普段の食生活でじゅうぶんに摂取できているもの なので、効果的に摂るために、について心配する必要はないでしょう。
塩素は、体のなかに入って他のミネラルと結合すると 「クロールイオン」 と呼ばれる陰イオンとなります。この陰イオンという形で、体内で活躍していることが多いです。
陰イオンはスポーツドリンクなどにも利用されています。スポーツ時や風邪の時の水分補給にはスポーツドリンクが良いと言われるのはこの成分のためですね。
病み上がりや食欲不振の時、おかゆを食べる人は多いと思います。味のあるおかゆを急に食べても気持ち悪いということもあって、お米だけのおかゆにする人も多いですよね。
この時も少しの塩を入れたり梅干しを入れると、食が進むのではないでしょうか。塩素(食塩)が消化を促進させてくれるので、おのずと食欲が出てくるのでしょう。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
ハーブエキスほか100%天然由来。
ほのかな蓮の花の香りにやすらぐ
全身用ジェル『プアーナ』。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*