イオウの効果、多い食べ物、効果的な食べ方とは?
イオウは必須アミノ酸の成分のひとつ。体の組織を作っているミネラルであり、私たちの体にはなくてはならない栄養素です。
そんなイオウの効果は? 不足するとどうなる? 多く含む食べ物は? 効果的な食べ方は? などについてお伝えします。
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【目次】
イオウのはたらきと効果
イオウは「シスチン」というアミノ酸の中に含まれていて、丈夫な体を作るために重要なはたらきをしています。
そのはたらきを具体的に紹介すると……
- 皮膚、真皮、髪の毛、爪、軟骨などを作るたんぱく質の成分となる
- ビタミンB群とともに糖質・脂質の代謝を促進して有害なミネラルの蓄積を防ぐ
- 角質を軟化させる
- 殺菌・殺虫作用がある
- ニキビ予防・肌を美しくする効果
- 水虫や皮膚の感染症の予防
- 代謝を活発にして毒素を取り除く
- 肝臓の胆汁分泌を助ける
- 体調や体力の回復
これらのはたらきをみれば、イオウが私たちの体にとって重要なものだということがわかりますね。
お肌のトラブルを解消したい人、関節や爪を丈夫にしたい人、抜け毛をおさえたい人はもちろん、悪いものを吸収しないようにデトックスするためにもイオウを摂ることは大切。
ではイオウが不足するとどんな悪影響があるのでしょうか?
イオウが不足すると?
イオウが不足すると次のような悪影響があらわれてきます。
- 皮膚炎、シミを作る原因になる
- 爪や関節がもろくなる
- 抜け毛が増える
思いあたる人はイオウ不足かもしれません。ダイエットをしていたり忙しくてちゃんとした食事がなかなか、という人は食生活を見直してみましょう。
逆に、イオウを摂りすぎると……
摂りすぎると?
イオウを摂りすぎてもさほど悪影響をあたえることはありません。
ただし、イオウを多く含む食べ物を食べ過ぎると、
- 動脈硬化
- 血中の葉酸の濃度が低くなる(赤血球が作られにくくなる)
- 白血球増加
- 体のカルシウムが尿に溶け出てしまう
- ひどくなると、胸焼け、嘔吐、めまい、低血圧などの症状
といった影響があります。
これはイオウを多く含む食べ物は「動物性の物が多い」ため。イオウそのものが原因ではなく、肉食を中心とした食生活が原因での悪影響ですね。
しかし肉類も、イオウの多い野菜と一緒に食べれば、イオウの吸収も高めてくれながらこれらの症状の予防もしてくれます。
ではイオウの多い野菜や食べ物をご紹介します。
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イオウの多い食べ物
イオウの多い食べ物はこちら。
- 牛肉
- 羊肉
- 牛乳
- 小麦粉
- タマネギ
- 大根
- ネギ
- ニラ
- ニンニク
- 魚介類
- 豆類
- 卵
- チーズ
肉、乳製品、魚、豆などのたんぱく質を多く含んでいる食べ物にはイオウも多く含まれている傾向があります。
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イオウを効果的に摂るためには?
肉と一緒にイオウの多い野菜を
肉類を食べる時は、他のイオウを多く含んでいる野菜と一緒に食べると効果的。
イオウの多い野菜は、香りが強い野菜、消化を助けてくれる野菜です。
料理をする時や食事をする時、香りが強い野菜と一緒に食べるように気をつければ、イオウを自然と摂取していることにつながります。
焼肉をおろし醤油で食べる、ハンバーグなども大根おろしを添えた和風のものにする。
ハンバーガーにオニオンリングがついていたり、親子丼やカツ丼にもタマネギが入っていたり、すき焼きにはネギがつきものだったり。
自然とネギなども添えられていて、イオウの吸収がよくなっているものです。
身近なメニューを考えるとイオウが吸収されやすい組み合わせになっているものも多くあります。かたよった食事をしていなければイオウは不足しないミネラルです。
ビタミンB1とパントテン酸と一緒に
イオウは ビタミンB1 と パントテン酸 と結合すると、補酵素となって活躍します。
この2つの栄養素も、豚肉、鶏レバー、卵黄などイオウの多い食べ物にも含まれているので、バランスの食生活を送ることがもっとも大切なのですね。
★くわしくは↓
ビタミンB1の効果、多い食べ物、効果的な食べ方とは?
★こちらもご参考に↓
パントテン酸の多い食べ物、効果的な食べ方とは?
以上、イオウの効果、多い食べ物と効果的な食べ方についてお伝えしました。
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この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来成分100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
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