生姜湯はいつ飲むのが効果的?体を温める生姜湯のタイミングとは
生姜湯といえば冷え性の改善に効果的な飲み物の代表。でもいつ飲むのが効果的なのか、ご存じですか?
冷え性といってもいろいろ
- 朝に冷える人
- 午後になると冷える人
- お風呂あがりにすぐに冷える人
- 夜冷えてなかなか寝つけない人
冷え性のタイプ、一日の中で一番強く冷えを感じるのはいつなのか、などによっても生姜湯を飲む効果的なタイミングは変わってきます。
そこで生姜湯をいつ飲むのが効果的なのか、わかりやすく紹介します。
スポンサーリンク
【目次】
生姜湯の効果的なタイミング(1)朝の早い時間に飲む
朝の寒さや眠たさで体がサッと動かないというのはバランスの乱れが原因。体だけでなく頭もはたらかないでしょう。
午前中はなんとなくシャキッとしない、頭がさえない、仕事や勉強の能率が悪い、と感じる人も多いのではないでしょうか?
- 朝は寒くてなかなか目が覚めずにサッと動けない
- 朝起きても体が重たいし、お通じも出ない
- 鏡を見ると顔の血色もよくないし、むくんでいるような気も
- 朝食を食べても、体が目覚めた感じがしない
- 朝食を食べる食欲がない
そんな人には朝一番の生姜湯が効果的。体がぽかぽか温まってくるにつれて血行も良くなってきます。活動モードに切りかわって体も頭もスムーズに動き始めます。
朝に一度体を温めておくと、その日一日体温が上がりやすくなるんです。
朝ジョギングなど運動するのも効果的ですが、その時間がもてない人には、朝の生姜湯が手軽でもっとも効果的。
目覚めの一杯にしょうが湯を飲めば、気温が低い午前中の時間もしのぎやすくなりますね。
★ご参考に↓
体温アップのコツ~新陳代謝を上げる方法とは
生姜湯の効果的なタイミング(2)午後のひととき
午後に冷えを一番強く感じる、という人も増えています。特にオフィスで仕事をしていると、夏は一日じゅうクーラー、冬はヒーター。この環境が大きな原因です。
いくらエアコンの性能が進化しているとはいえ、温かい空気は上にのぼって、冷たい空気は下にさがる、というのが自然の摂理。
夏でも冬でも一番冷たい空気が足先に集まっています。顔はほてるのに足が冷えるのも無理ありません。
- 顔はのぼせるのに足先は冷える
- 日中、肩や背中が凝りやすく、疲れやすい
- 日中、肌の乾燥が気になる
- 腰が冷えてだるくて座っているのもつらい
- 一日中眠くて仕事がはかどらない。
このように感じるのなら午後に生姜湯を飲むのが効果的。きっと血行が悪くなっているのではないでしょうか。
血液は「栄養・酸素・熱」を運んでいます。血行が悪くなると栄養や熱がすみずみにまで届かないので、手がカサカサしたり、代謝が悪くなったり。栄養が届かないので、エネルギーも作られず、疲れやすい、眠たい、やる気が出ない、という状態になるのです。
3時間持続!生姜湯のあたため効果
そんな人には、午後に生姜湯を飲むのがおすすめのタイミング。
お昼ごはんを食べた後はすこし体温が上がっています。すこしたってから生姜湯を飲むのがいいかもしれませんね。1時頃にお昼ごはんを食べ終わったのなら、2時頃に生姜湯を飲む、といったタイミングでしょうか。
生姜湯の効果は3時間くらい持続すると言われています。あまり冷えが気になるようでしたら、午後1時と午後4時に生姜湯を飲むなど、工夫してみてください。
★ご参考に↓
体を温める飲み物、冷やす飲み物
さて次は、
「お風呂に入ってもすぐに冷えてしまって……」
「布団に入っても手足がキンキンでなかなか眠れない」
というあなたにとって効果的な生姜湯の飲むタイミングを紹介します。
スポンサーリンク
生姜湯の効果的なタイミング(3)お風呂に入る前
お風呂から出るとすぐに冷えてしまうという人も多いですよね。すぐにモコモコに服を着て靴下を2枚重ね履きする、なんていう人もいるでしょう。
「湯冷めしないためには、お風呂を出てから生姜湯を飲むのが効果的よね?」と思われがちですが、実はお風呂に入る前に生姜湯を飲む方が効果的 なんです。
なぜお風呂から出るとすぐに体が冷えるの?
お風呂から出るとすぐに体が冷える理由、それは冷えた体と熱い湯船のお湯との温度差。
体が冷えている人はお風呂のお湯が熱く感じます。熱いお風呂にはそんなにゆっくり入っていられませんよね?
なので芯までしっかりと温まる前に湯船から出てしまう。体の表面しか温まっていないので、お風呂から出るとすぐに冷えてしまうのです。
では……
なぜ、お風呂の “前” の生姜湯が効果的なの?
なぜお風呂の前に生姜湯を飲むのが効果的なのかというと、
- お風呂の前に生姜湯を飲むと体の中がじんわり温まって、
- お風呂のお湯との温度差が小さくなって、湯船にゆったりとつかることができるので、
- 体の芯まで温まることができてお風呂から出ても湯冷めしにくくなる
お風呂で芯まで温まれば、筋肉もほぐれて副交感神経に切りかわるので疲労回復の効果も大。
お風呂のあともぽかぽかが続くので、夜のリラックスタイムも快適ですし、寝つきもよくなって眠りも深くなります。
寝る時間の30分前から1時間前にお風呂から出る、というのを目安にお風呂の時間を工夫すると、寝つきもよく眠りも深くなる効果が高くなります。
ちなみに、お風呂の前に湯たんぽなどで「腰、お尻、お腹」を温めるのも効果的な方法。
湯たんぽで温められた血液が全身に流れるので、お風呂で温まりやすくなって芯までぽかぽかになりますよ。
生姜湯の効果的な飲み方(4)夜寝る前
手足がキンキンに冷たくて布団の中ですりすり。それでもなかなか寝つけないという人も多くいらっしゃいます。
手足が冷たくなるのはなぜなのか、ご存じですか?
それは体の中(内蔵)の温度を下げないようにするために、手足などの末端から熱を回収しているから。
手や足が冷えても「命」にかかわるわけではありません。でも内臓が冷えて機能が低下すると「命」にかかわってきます。
手や足は表面積が多いので熱が逃げやすい。貴重な熱を逃がさないために、手足から熱を回収して体の中に集めるので、かわりに手足が冷えるのです。
布団に入っても手足がキンキン、という人には寝る前に生姜湯を飲むのが効果的。
体の中に熱を補給してあげれば、手先や足先にも十分に熱がいきわたりやすくなって、寝つきもよくなり、ぐっすりと眠れるようになるでしょう。
以上、生姜湯をいつ飲むのが効果的なのか、4つのタイミングを紹介しました。
あなたの冷えのタイプや一日で一番冷えるのはいつなのかなどに応じて、生姜湯を飲むタイミングを工夫してみてくださいね。
さて、疲れがとれない、体が重たい、体調がいまひとつ……というあなた、肩こり、背中がカチカチ、体が固くなっていませんか?
マッサージされると体が軽くなるように、体をほぐせばぐんぐん元気に楽になります。
そこで自分で深く体をほぐす方法をご紹介。自宅で簡単、誰でもすぐできる方法ですので、ぜひ試してみてください。
ゆるめて軽い体になる方法とは? >>
*-*-*-*-*
この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊
1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来成分100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら
*-*-*-*-*
スポンサーリンク