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寝つきをよくするお風呂の入り方~お湯の温度は?入る時間はいつ?

寝つきの悪い女性

寝つきが悪い、眠りが浅い、と悩む方が増えています。

その多くはストレスの多い生活によって、慢性的に交感神経が優位になってしまって、なかなか眠りのモード(副交感神経)に切りかわらないことが原因です。

寝つきをよくするには副交感神経を優位にすることがなにより大切です。その一番効果的な方法がお風呂。

シャワーは交感神経を優位にしてしまうので逆効果。湯船にゆったりとつかることが寝つきをよくするポイントなのです。

では、寝つきをよくするお風呂の入り方とは具体的にどんな方法なのでしょうか?

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【目次】

寝つきをよくするお風呂に入る時間とは?

お風呂に入っている女性

まずはお風呂に入る時間。寝つきをよくするにはいつお風呂に入るのが効果的か、ということですね。

寝る1時間前にお風呂から出る

寝つきをよくするためには寝る1時間前にお風呂から出るようなタイミングでお風呂に入るのがおすすめです。

お風呂の短い人もいれば、長い人もいるでしょう。なので「寝る1時間前にお風呂から出る」というのを目安にして、お風呂に入る時間を逆算しましょう。

たとえば、お風呂に40分ほど入る人なら……

9時20分にお風呂にはいる

10時ごろお風呂から出る

11時ごろに布団にはいる

寒い冬でもお風呂から出てすぐに布団へはNG

また入浴後すぐにお布団に入ってしまうのも良くありません。

体温が下がらないうちに布団に入ると汗をかきすぎてしまって、かえって眠りが浅くなってしまいます。

30分から60分程度のクールダウンタイムを設けた後、お布団に入るとぐっすり休むことができます。

「お風呂から出たらすぐに体が冷えるから、早くお布団に入りたいの!」

というのはお風呂でじゅうぶんに体の芯まで温まらなかった証拠ではないでしょうか。

すこしぬるいと感じるくらいの湯船にじっくりつかりましょう。のぼせてしまわないように、湯船に入る回数を3回4回と分けてもいいですね。

お風呂の前の白湯もおすすめ

冷え性の方などは体が冷えているので、湯船のお湯が熱く感じてゆっくり入っていられないことも。

これでは体の表面は温まっても、芯まで温まることができず、お風呂あがりにすぐ体が冷えてしまいます。

お風呂に入る15分ほど前に白湯や温かいお茶を飲んでおけば、体がすこし温まります。

このタイミングでお風呂に入れば湯船が熱すぎると感じることもなく、ゆったりしっかり温まることができるでしょう。

シャワーだけで済ますのはNG!

暑い夏でも夜にシャワーだけで済ますのはNG。湯船につかりましょう。

湯船につかるほうが寝つきが良くなる理由は次の2つです。

理由(1)副交感神経に切り変わる

湯船の中では浮力によって重力の10分の1に。

日中は60キロの体重を一生懸命筋肉で支えている人も、湯船につかるとわずか6キロに感じます。

体重が10分の1になるということは、体をささえる筋肉も10分の1で済むということ。

筋肉の負担が大幅に減ったうえに温かいお湯の中でリラックスできるので、筋肉がほぐれて副交感神経(眠りや体の回復モード)に切りかわります。

寝つきをよくするためには副交感神経にしっかりと切りかえることが大切。湯船にゆったりつかることは副交感神経にしっかりと切りかえる意味でも寝つきをよくする効果が高いのです。

逆にシャワーは交感神経(ストレス・活動モード)に切りかえます。朝のシャワーはシャキッとしていいのですが、寝る前のシャワーは目を覚ましてしまいます。

寝つきをよくするためには暑い夏でも湯船につかりましょう。

理由(2)お風呂から出た後に体温が下がりやすい

人は体温がスーッと下がるとともに眠気がやってきて眠りにつきます。

なので、お風呂でしっかり温まることと、お風呂から出てから冷えすぎないうちに布団に入ることが大切。

湯船につかると体温が上がりますが、そのほうがお風呂から出たあとに体温が下がりやすくなるので寝つきをよくすることができるのです。

シャワーだけでは体温はあまり上がらず、出たあとも体温が下がりにくくなって眠気がなかなかやってきません。

暑い夏に湯船につかるのはなおさら暑そうですが、寝つきをよくするためには湯船でしっかりと体温を上げておくことが効果的なのです。

寝つきをよくするお風呂の温度とは?

湯船のお湯の温度は38度から40度が目安。熱すぎないようにすることがポイントです。

お湯が熱い方が体が温まるように思われるかもしれませんが、実はその逆。

冷え性の方などは、冷えた体と熱いお湯との温度差が大きいと、お風呂に入っても体の芯まで温まる前に熱くなってお風呂から出てしまって、体の表面だけしか温まっていない、ということも。

ぬるめのお湯で20分程度かけてじっくりと温まることが、寝つきをよくするためには効果的。体の芯まで温まって寝つきをよくするようにしましょう。

★くわしくは↓
寝つきをよくするお風呂!いつ入る?湯温は?何分つかる?

以上、寝つきをよくするための風呂の入り方についてお伝えしました。

時間がない、暑い、早く布団に入りたい、などど理由でシャワーだけで済ませたり、お風呂から出てずっとスマホを見たりせずに、お風呂の温度や入る時間を工夫して寝つきをよくすることが大切ですね。

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執筆者
この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊

1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラックスジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」など天然由来成分100%の健康商品を販売して今年で18年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら

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