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年齢ごとのストレスの原因とは?幼稚園、小学校、高校生など

自律神経失調症の原因はストレス。

そのストレスも、赤ちゃん、小学生、高校生、30代、50代、70代と年齢を重ねるごとに変化していきます。

成長するにしたがって何に関心をもつかは変わってきますよね。幼稚園の子供は政治に不満を持つこともなければ老後の不安も感じないでしょう。

年齢によって「何にストレスを感じるかは異なる」ということです。

そこで年齢別のストレスの原因について具体例を紹介します。

※参考サイト:厚生労働省 みんなのメンタルヘルス「ストレスって何?」、「ストレスをためない暮らし方」、NHK健康チャンネル「ストレスが影響する体と心の病気

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【目次】

乳児(0才から1才未満)

ここでいう「乳児」は0才から1才未満の子供のこと。

乳児は言葉を使って自分の気持ちを伝えることができませんし、自分でできることもまだまだ少ない年代ですよね。

「お腹がすいた」とも「背中の汗が気持ち悪い」とも「ママ、イライラしないでー」とも「ママ、わたしの気持ちをわかってよー」とも言えません。

まだ遊びたいのにご飯をたべなくてはいけない、眠たいのにお風呂に入らされる、寒くないのに服をたくさん着せられる、眠いのにパパやママの喋り声がうるさい……。ストレスの原因はたくさんあるのです。

そしてママやパパが穏やかなのかイライラしているのか、仲がいいのかケンカしているのか、いまどんな気持ちでいるのか。おそらく全部わかっているのではないでしょうか。

乳児のストレスの具体的な原因

お腹がすいた、眠たい、おむつが気持ち悪い、汗で気持ち悪い、抱っこのしかたが悪い、暑い、寒い、服を脱ぎたい、布団のかけすぎで暑い、知らない人がいる、知らない場所にいる、いつもとご飯の時間が違う、抱っこしてほしい、自分の気持ちをわかってくれない、パパとママがケンカしている、ママやパパがイライラしている、など。

幼児(1才から6才)

幼児(1才から)になると、寝がえりやハイハイなど、自分で体を動かすことがどんどんできるようになってきます。声を出すことも増えるでしょう。

抱っこされたり寝ているだけの自分から、少しずつ行きたい場所に行けるようになり、触りたいものに触れるようになり。世界が広がり始める時期ですね。

同じ年代の幼児と触れ合うことも増えますし、弟や妹ができることもあるでしょう。

保育園や幼稚園に入園したり、習い事を始める子もいて、ぐんぐん成長する年代です。と同時に新しい環境や生活に対してまた新しいストレスの原因も現れてきます。

幼児のストレスの具体的な原因

家の中では

親のしつけがきびしい、親が遊んでくれない、自分の話を聞いてくれない、家の中がうるさい(テレビ・話し声など)、下の子ができた、テレビやスマホの見せすぎ、親がイライラしている、など。

保育園や幼稚園では

保育園(幼稚園)に行きたくない、ママと一緒にいたい、遊びたいおもちゃで遊べない、もっと遊びたいのにご飯を食べなきゃいけない、きらいなお友達がいる、給食がイヤだ、みんなはできるのに自分にはできないことがある、年中さんになった、年長さんになった、など。

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小学生

小学生になると生活環境は大きく変化していきます。

親と一緒ではなく子供だけでの通学。何人かで一緒に行く子もいれば、自分一人で学校まで行く子もいるでしょう。

授業が始まれば40分45分とじっと座っていなければなりません。休憩時間が終われば席にもどらなければなりません。

自由に遊んだ幼稚園や保育園からはガラッと変わった生活になります。

小学1年生の子供は特に大人が考えているよりもきっと大きな変化とストレスを感じているのではないでしょうか。

高学年にもなれば人間関係も複雑になります。学校、塾、スポーツクラブと多忙な生活の中で、勉強やスポーツの成績に一喜一憂したり挫折したり。

競争社会のなかで大人と同じようなストレスも増えてくる時期ですね。

小学生のストレスの具体的な原因

家の中では

学校や塾やスポーツクラブで疲れているのに家でも「あれして、これして」と言われる、親とゆっくり遊ぶ時間が少ない、ほかの子と比べられる、ほめられることが少ない、両親が仲が悪い、共働きで親と一緒にいる時間が少ない、親の教育方針、など。

小学校では

重たいランドセル、ママのいない通学、電車での通学、イスに座り続けての勉強、友達や先生との関係、勉強やスポーツの成績、給食(好き嫌い)、集団行動、学校行事(運動会、遠足、キャンプなど)、いじめ、転校、卒業、など。

中学生・高校生

中学生や高校生といえば「思春期」。心も体も大人へと成長する中でとても多感な時期でもありますね。

友達同士の人間関係に加えて、部活動やクラブでの上下関係も明確になってきます。異性への関心も高まりますし自分がどう見られているかも気になる時期。

高校、大学、就職へと進路に思い悩むなかで、今まで以上に成績に一喜一憂する年代ではないでしょうか。

そんな中学生や高校生にとってどんなことがストレスとなるのか、具体的に紹介します。

中学生・高校生のストレスの具体的な原因

学校では

友達との人間関係、先輩や後輩との上下の人間関係、異性との関係、いじめ、勉強の成績、スポーツの成績(部活やクラブなど)、学校行事(運動会・水泳大会・合宿)など。

家庭では

親との関係、反抗期、兄弟との関係、兄弟と比べられること、など。

身体面では

第二次性徴による体の大きな変化、髪の毛(髪型)、顔、痩せている・太っているといった体つきの悩み、背が高い・背が低いといった身長の悩み、など。

その他では

進学への不安、受験勉強や就職試験の大変さ、忙しい生活、スマホ・ゲーム・テレビなどの刺激、など。

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大学生・青年期

大学生などのこの時期は、自分の志向が確立はじめるとともに自分の考え・判断をもって行動することが増えてくる時期。と同時に責任も重くなってきます。

親元を離れて一人暮らしを始める人もいるでしょう。住環境が変わり、自分をとりまく人間関係も大きく変化していきます。友人関係や恋愛関係などもより深いものになっていく時期でしょう。

そんな青年期にはどんなものがストレスの原因となるのか、お伝えします。

大学生・青年期のストレスの具体的な原因

恋愛、失恋、進級・進学、アルバイトやサークルなど人間関係の増加、先輩や勤務先(アルバイト先)の上司など年齢の離れた人とのつきあいの増加、親からの自立、経済的な不安、就職活動や就職への不安、将来への不安、など。

20代・30代

20代にもなると多くの人が仕事をもって働くようになります。名実ともに「大人」として認められるとともに自分の行動に対しての責任を求められます。

夏休みなどの長い休暇があった学生時代とは違って、長期休暇は1週間程度の休暇が3回しかない社会人生活。早朝から夜遅くまでの仕事生活の人も多いでしょう。

人間関係も20歳も30歳も年齢が上の先輩がたとの付き合いが多くなります。得意先の方々も同様でしょう。

指示を待つのではなく自分で考えて行動する資質が求められるようになります。

そんな20代・30代にとってのストレスの原因にはどのようなものがあるでしょうか。

20代・30代のストレスの具体的な原因

体のストレス

通勤電車、長時間の仕事、シフト勤務など生活のリズムの乱れ、外食・飲み会・一人暮らしによる食生活の乱れ、睡眠不足、妊娠、出産、産休、育休、職場への復帰、育児生活、不妊治療(体への負担、仕事との両立)、など。

精神的なストレス

転勤、転職、仕事のノルマ、責任、業績不振、やりたい仕事ができない、契約社員などの雇用形態、夫婦や子供との関係、ママ友との関係、など。

40代

40代は子供の成長や会社での昇進などから、責任がより重くなるとともに多忙な毎日を過ごす時期ですね。

子供の進路、親の介護といった家庭に関するストレスもあれば、職場での責任や将来への不安も大きくなる年代ではないでしょうか。

40代のストレスの具体的な原因

夫婦の関係、子供との関係、職場での人間関係や責任、体調不良、親の介護、子供の進路、経済的な不安、将来への不安、など。

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50代・60代

50代になるといよいよ仕事生活もゴールが見えてきます。再就職する人もいれば悠々自適な生活の人もいるでしょう。夫の生活スタイルの変化は妻のストレスの原因になることも。

また子供が親元を離れて独立したり、子供夫婦との同居もあるでしょう。体力の衰えや体調不良を感じることも増えてきますね。

そんな50代・60代のストレスは、どんなものが原因となっているのでしょうか?

50代・60代のストレスの具体的な原因

子供の独立、体調不良、定年退職による生活のリズムの変化、やりがいの喪失、再就職先での不満、定年した夫が一日家にいることへの不満、親の介護、親との死別、老後への不安、政治への不満、など。

70代以上

70代を過ぎてもバリバリ現役でご活躍の方も増えています。ただ一般的にはゆったりと過ごしている方が多いのではないでしょうか。

70代は社会的なストレスよりも自分自身の体と心に対する不安が多くなる時期。

長年連れ添った夫(妻)に先立たれる、長年の友人に先立たれるなど、悲しいできごとも多くなります。

70代のストレスの具体的な原因

体力の衰え、自分の病気、夫(妻)の病気、子供夫婦との同居、施設への入居、施設での生活、子供夫婦との同居生活、など。

以上、年代によるストレスの原因の変化についてお伝えしました。

年代によって原因には違いはありますが、ストレスの多い毎日がさまざまな不調の大きな原因 となっいることには変わりありません。

あなたにとってどんなストレスが大きいのか、見つめなおすことが大切ですね。

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執筆者の顔写真
この記事の執筆者:
株式会社ナチュラルハーモニー代表 斉藤豊

1995年から栄養補助食品の販売業務をきっかけに栄養学を学ぶ。以来、健康食品・健康器具など10年の業務経験とともに整体師から自律神経など体のしくみを学び、2006年に健康通販(株)ナチュラルハーモニーを設立。
リラクゼーションジェル「プアーナ」、内科医・医学博士の堀田忠弘先生考案・監修「野菜力で輝け」、医学博士の吉村尚子先生開発の和漢の健康茶「浄活茶」、無添加ハミガキ粉「ジェムペースト」など天然由来成分100%の健康商品を販売して今年で17年目を迎える。※執筆者プロフィールはこちら

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